デスクワークでも歩ける体をつくるには?—骨盤・坐骨・姿勢の見直し
こんにちは。
地下鉄本郷駅2番出口から徒歩20秒『本郷駅前整体アマ』の井上です。
長時間のデスクワークで、いざ歩き出すと腰や股関節が硬い、背すじが伸びない、そんなお悩みはありませんか。原因の多くは「坐骨で座れないこと」と「骨盤が後ろに倒れたまま固まること」。この二つが重なると背骨のカーブが崩れ、股関節がうまく回らず、歩幅が小さくなって疲れやすくなります。
■体の仕組み・整体的視点
坐骨は“座るための支点”。ここに体重をのせて骨盤を立てると、胸郭が広がり呼吸が深くなります。逆に背もたれにもたれる習慣が続くと、骨盤後傾→猫背→呼吸浅く→体幹不安定、という悪循環に。機能的な身体の使い方の観点でも、骨盤—背骨—股関節の連動が失われると、歩行の推進力は落ちてしまいます。
■簡単セルフケア
骨盤歩き(お尻歩き)
- やり方
- 床に座り両脚を前に伸ばす。
- 背すじを保ち、両手を胸の前で軽く組む。
- 坐骨で床を押しながら左右交互に前進。
- 5〜10歩進んだら同じように後退。
- 1往復=1セットを2〜3セット。
- 期待できる効果
- 骨盤と股関節の連動が戻り、歩幅が自然に広がる。
- 体幹の安定が増し、疲れにくい歩行へ。
- 下腹部の巡りが整い、腰の重さや冷えの緩和に役立つ。
- 理由
- 坐骨で押す動作が骨盤底筋・腸腰筋を刺激し、姿勢保持の土台を活性化する。
- 骨盤—脊柱—股関節の運動連鎖が整い、神経と筋の協調が高まる。
■日常で意識したいこと
一時間に一度は立ち上がり、股関節を軽く回す。椅子では「坐骨が椅子に垂直に刺さる」感覚で座る。モニターの高さを目線に合わせ、足裏は床にフラット。これだけで骨盤は立ちやすく、肩や首のこりも和らぎます。
■サロンでできること
歩行と姿勢の評価を行い、骨盤・股関節・胸郭の可動域を丁寧に整えます。筋膜の滑走を改善し、坐骨で座る感覚を取り戻すための個別エクササイズをお伝えします。仕事の合間にできる微調整や、椅子・モニター環境の整え方も具体的にご提案します。
■おすすめの通い方
まずは1〜2週間おきに数回で土台づくり。その後は月1回のメンテナンスで、負担が溜まりにくい体を保ちましょう。無理なく続けていきましょう。
歩ける体は、デスクでの一秒一秒の積み重ねで育ちます。座り方を整え、骨盤のリズムを取り戻すことが、100歳まで歩ける体づくりの近道です。セルフケアで感覚をつかみつつ、必要に応じて整体で関節可動域と姿勢の連動をチェックしましょう。
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