感覚と体幹をつなげて歩行を変える週末バランストレーニング
こんにちは。
地下鉄本郷駅2番出口から徒歩20秒『本郷駅前整体アマ』の井上です。
「立ち姿勢でふらつく」
「歩くと疲れる」
「以前より転びやすくなった」
こうした不安を感じる方は、筋力不足よりも「感覚と体幹のつながり」が弱っている可能性があります。
感覚と体幹の役割
人は足裏で床の硬さや傾きを感じ取り、目で周囲の情報を確認しながら、体幹を使ってバランスを保ちます。
特に足裏は「第二の目」と呼ばれるほど感覚器が集中しており、母指球・小趾球・踵の三点で支えることで、骨盤や背骨が安定します。
ところが長時間の座位や靴に頼った生活が続くと、この感覚の流れは鈍り、体幹の働きが弱まってしまいます。
感覚が鈍るとどうなる?
足裏からの情報が届きにくくなると、バランスを保つために膝や腰が余計に働きます。
これが疲労や腰痛、転倒リスクの上昇につながります。
さらに視覚や耳の平衡感覚のサポートも不十分になり、歩行そのものが不安定になるのです。
簡単セルフケア
足裏感覚トレーニング
─やり方─
・裸足で立ち、母指球・小趾球・踵の三点を床に意識する。
・片脚を軽く持ち上げて10秒キープ。
・壁に手を添えても良いので無理なく続ける。
─効果─
・足裏の感覚が研ぎ澄まされ、体幹の反応が速まる。
・歩行の安定感が増し、長時間歩いても疲れにくい。
・ふらつきが減り、転倒予防に役立つ。
─理由─
足裏のセンサーが刺激されると神経系が体幹へ信号を送り、姿勢保持筋が自然に働きます。
片脚立ちという「不安定さ」を利用することで、より効果的に学習されます。
日常生活への取り入れ方
セルフケアは数分で終わりますが、日常生活に工夫を加えるとさらに効果が高まります。
・歯磨き中に片脚立ちを習慣にする。
・信号待ちの間に三点接地を確認する。
・エレベーターを避けて階段を利用し、重心移動を自然に練習する。
・就寝前に裸足で立ち、足裏の感覚を確かめながら深呼吸する。
整体では、足裏の感覚が体幹へ伝わる流れを整えます。
硬くなった足関節や骨盤を調整し、情報が正しく神経を通る状態に導きます。
さらに背骨や肩、首まで含めてバランスを再構築することで、セルフケアの効果が長持ちします。
感覚と体幹をつなぐ力は、歩行や姿勢だけでなく、日常生活の安心感を支える基盤です。
週末に少しだけ取り組む習慣が、翌週の体を軽くし、将来の転倒予防にもつながります。
今日から始める一歩が、100歳まで歩ける体を支える力になります。
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