「疲れやすい体質」は遺伝じゃない!?
その「疲れやすさ」、本当に体質のせい?
「昔から体力がない」「すぐに疲れてしまう」「家族も同じだから体質かな」
そんなふうに思っている方は多いかもしれません。でも、それって本当に“遺伝”なのでしょうか?
確かに、体格や代謝のタイプは遺伝の影響を受ける部分もあります。
しかし実際には、疲れやすさの大きな原因は、後天的な生活習慣や身体の使い方、さらにはストレス環境によって作られているケースがほとんど。
解剖学・神経学・心理学・東洋医学など多角的な視点から「疲れやすさの正体」とその改善法に迫ります。
「どうせ体質だから…」とあきらめる前に、ぜひチェックしてみてください。
疲れやすさの正体とは?
●エネルギーを“つくる”力が落ちている
疲れやすさを感じる人の多くは、「細胞のエネルギー代謝力」が低下しています。
特に、ミトコンドリアという細胞内のエネルギー工場がうまく働いていないと、いくら休んでも回復せず、疲れが慢性化します。
運動不足や酸素不足、栄養の偏りがあると、代謝力はどんどん低下していきます。
疲れやすさの“見えない原因”を探る
●神経バランスの乱れが関係している
交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)のバランスが崩れていると、休むべきときに休めず、体が常に緊張状態に。
この「休めない神経の状態」も、慢性疲労の大きな要因になります。
●脳疲労とストレスの影響も大きい
「考えすぎて脳がパンパン」な状態では、脳が休息モードに入れません。
これによりホルモンの分泌が乱れ、睡眠の質も低下。
結果として、朝から疲れているという悪循環が起きます。
東洋医学の視点から見た“疲れ体質”
東洋医学では、疲労は「気(エネルギー)の不足」や「脾(消化力)の弱り」、また「湿邪(水分の巡りの悪さ)」によって起こると考えます。
とくに梅雨時期や季節の変わり目は、体内のバランスが乱れやすく、疲れを感じやすくなります。
疲れにくい体に変わるセルフケア法
①4-4-8呼吸法
- 4秒かけて鼻から息を吸う
- 4秒間そのままキープ
- 8秒かけてゆっくり吐く(口から)
この呼吸法は、副交感神経を優位にし、脳の過活動を鎮める効果があります。
朝・寝る前に3セットずつ行うのがおすすめ。
②足趾ストレッチ
- 椅子に座って片足を膝に乗せる
- 足の指を1本ずつ丁寧に前後に動かす
- 足裏全体を軽くもむ
足の指の硬さは「体のセンサー感度低下」のサイン。
足から整えると、全身の重心が整い、無駄な筋緊張が抜けて疲れにくくなります。
③朝の白湯+1スプーン味噌
起床後に白湯を1杯+味噌(小さじ1)をなめてから朝食へ。
味噌は“補気・補血”に優れた発酵食品。朝の1スプーンで消化力(脾の働き)を高め、日中のエネルギー切れを防ぎます。
「疲れやすさ」は変えられる!
疲れやすさは、決して変えられない“体質”ではありません。
現代の生活環境によって「本来の元気を出せていないだけ」ということが大半です。
日々の小さなケアの積み重ねで、あなたの“ベースの元気”は確実に底上げできます。
「仕方ない」とあきらめる前に、まずは今日から自分の身体に目を向けてみましょう。
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